肩が痛い

備忘録

Escape from Tarkovというゲームの紹介(前編)

※長文だと思います。
※この記事はPUBGをプレイしたことがないと少しわかりにくいです。

皆さん、ゲーム好きですか?

僕は皆さんのようにスマートフォンをポチポチしてガチャガチャするのもまぁ好きですが、FPS、TPSなんかのいわゆるシューターってジャンルのゲームが結構好きです。
どれくらい好きかというと、実生活でもクリアリング(詳しくは秘密ですが超高等テクニック)を欠かさないくらい好きです。

そんな生粋のシュータープレイヤーである僕が、この2019年に絶対100%完全に流行する超絶オススメのPC FPSゲーム
Escape from Tarkov」(EFT)を紹介したいと思います。
 https://www.escapefromtarkov.com
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僕はこのゲームでAKが大好きになりました。


まず読み方ですが、えすけーぷ ふろむ たるこふ です。IQ240オーバーの僕が皆さんのために特別に和訳しますが、「タルコフ(架空の地名)から逃げろ」という意味です。
Tarkovの啜りを見て、僕にIQが近い人ならピンときたかもしれませんが、ロシアにあるどこかって設定らしいです。
詳しくはゲーム内の言語設定に日本語がないので全くわかりません。どうもテラグループとかいう暗黒メガコーポがサツバツな感じ。

ゲーム内容を簡単に説明しますと、そこそこ広大なフィールドで、アイテムを漁り、敵がいたら倒し、生き残って指定の脱出地点まで行き、持ち帰ったアイテムで自らを強化し、またフィールドに出る…いわゆるハクスラ系です。

このFPSの特徴は、なんと言っても「銃」というものに対するこだわりの強さ、そしてリアルゆえのシステムのシビアさです。
そこが最大の売りなので、その2つを結構重めに紹介します。
正直、システムのさわりを紹介するだけでバチバチにキモい銃オタみたいな文になってしまうので、EFTがブログとかでなかなか紹介されないんだろうなぁ…



皆さん、銃好きですか?

銃が嫌いな男マジで0人説がまことしやかに囁かれているように、男性は100%銃が好きです。
今は男女平等の時代なので、女性も100%銃が好きですね。
銃が好き!でも日本では厳格な銃刀法が定められていて気軽に発砲できないよ!という悩みを抱えている方も多いと思われます。

そんな方にオススメなのがサバイバルゲーム(エアガンで撃ち合うほう)なのでしょうが、なんか敷居が高いですよね。
(体感だけどEFTプレイヤーはサバゲープレイヤーが多い)

EFTは、そんな微妙なニーズにお答えできる完璧な解答の1つです。
あのPUBGですら回避した実銃ライセンスを贅沢に使用し、射撃や動作の音源を実射で録音するこだわりっぷりです。

EFT Devblog. Работа со звуком (sound production)
(※音量注意)ロシア語なんで何言ってるかホントにわからないですが、ゲーム内の様々なSEを録音してます。



容易な比較のために、有名なシューターゲームであるPUBGと比較しながら説明します。予め断りを入れますが僕はPUBGも好きですしEFTより劣っているとは微塵も思っていません。

まず、PUBGでAKMを拾ったとしましょう。次にドットサイトを拾いました。カチャリ。わーい照準が狙いやすくなった。

EFTではこれが不可能です。

まずAKMという銃は、設計が古いのでドットサイトを装着できるレール(ピカティニーレールといいます)が元々ありません。
なので、AKMの一部をレールに対応させる(あるいはレール付きの)パーツが必要になります。

AKMのアッパーとロアを分解、ガスピストンについてるハンドガードをレール付きのサードパーティー製のものに変えて…といった知識がないと、ドットサイトをつけるのは不可能です。
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かっこいいAK...と思いきや、これはショットガンです。

ここまで読んで「いや、AKにはサイドマウントがあるだろw」と思ったキモいオタクがいるかもしれませんね。実はサイドマウント付きのAKMは厳密にはAKMNという名前なので、EFTでは別の銃として扱われます。ダストカバーやハンドガード、グリップ、ストックなど共通パーツも多いですが…。
ちなみに折りたたみストック付きのAKMはAKMS、折りたたみストック付きでサイドマウントもあるAKMはAKMSNと、それぞれ別の銃扱いです。
その結果EFTにはAKシリーズだけで15種類。最高ですね。

ちなみにAKMの口径は7.62×39mmです。PUBGやってるから知ってるって?
PUBGだと7.62×39mm弾(AKやSKSなど)と7.62×51mmNATO弾(M24やSLRなど)が同じ扱いで面白いですよね。いい簡略化だと思います。
EFTでは7.62×39mm弾はPS弾、BP弾、HP弾、亜音速弾、トレーサー弾があり、それぞれにアーマーの貫通力やソフトターゲット(人肉)へのダメージ量、さらには体内で破砕し追加のダメージを与える確率など細かく設定されています。
「アーマーを撃ち抜く弾は貫通力が高すぎて、人体も奇麗に貫通しタンブリング(弾頭が縦方向に回転して暴れること)が起こりにくいからダメージが低くなる可能性がある」
皆さん小学4年生くらいの時に習ったことと思います。
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痛そう。
この豊富な弾の種類が各口径ごとにあります。
5.56mmNATO弾とかマジで複雑です。なんならEFTwikiより実弾のwikipedia(英語版)を読んだほうがわかるくらいです。

他にわかりやすい比較はマガジン。
PUBGでリロードした時、使い終わったマガジンを地面にポイッと捨てますよね。
EFTではマガジンも大切な自分のアイテムです。フィールドで拾ったり敵の死体から奪ったりショップで買ったりして3〜6個持っていき、弾を撃ち尽くしてリロードをしても空マガジンは捨てずに、戦闘の合間を縫って1発1発カチャ...カチャ...とマガジンに弾を込めて再び使用します。
このマガジンも銃や口径に合わせないと弾が入らないですし、もちろん銃にも挿さりません。
ある程度銃に詳しくないとリロードすらできないのがEFTです。


EFTの異様な銃のこだわりについて、本当に軽くですが紹介しました。
そんなに銃に詳しくないよ…と思った方、ご安心ください。
発砲だけなら皆さんお馴染みの右でエイムして左クリックでパーンです。
撃つだけなら猿でもできる。まさに銃そのものをリアルに体現してますよね。



さて、次の後編では、リアルを追求しすぎたあまり、過酷すぎるそのゲームシステムについて、ほんの少し書こうと思います。
ここまで駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。